世界最大級の国際消費財見本市「アンビエンテ」。
2020年よりHoReCaホールを新設。


世界最大級の国際消費財見本市「アンビエンテ(Ambiente)」。2020年は、2月7日(金)より5日間、ドイツ・フランクフルト国際見本市会場にて開催され、ダイニング、リビング、ギビング(雑貨・玩具・ギフト用品など)の3分野をはじめとしたデザインのトレンドが、世界中より集まるバイヤーたちに向けて発信される。




HoReCa専用ホールと「HoReCa Academy」を新設

会場面積306,500㎡、2019年には92カ国・地域から4,460社の出展者と167カ国・地域から136,081名もの来場者を集めたアンビエンテ。ダイニング、リビング、ギビングの主要分野を軸とするなかで、2020年からはダイニングエリアを拡張し、HoReCa(ホテル・レストラン・ケータリング)専用ホール(ホール6.0)が新設され、特にコントラクト向けのダイニングエリアがより強化されるという。ホスピタリティ業界における世界のキーマンたちが集うことが期待できる。

▲Ambiente 2019

また、来場者にとって新たな機会として「HoReCa Academy」の初開催が予定されている。専門家によるプレゼンテーション、パネルディスカッション、業界に関するその他イベントから構成される特別企画として、業界関係者にとってニーズを満たす魅力的なプログラムが用意されているという。バイヤー、レストランオーナー、デザイナーが、新しいアイディアについて学び、交流するチャンスとして活用できるだろう。




多角的なトレンド発信

会場内のガレリア1では、ドイツのデザイントレンド発信事務所ボラ・ヘルケ・パルミザーノの監修のもと、「Ambiente Trends」が展示される。「Ambiente Academy」では業界の著名人が今日のトレンドやコンセプトに関するトークが実施され、特別企画のなかでも注目を集める「Ethical Style Guide」では持続可能なものづくりに取り組む出展者が紹介される。



▲Ambiente Trends 2020

会期初日には。「German Design Award」が発表され受賞製品の展示が行われるほか、工業デザイナーのセバスチャン・バーン氏によって選出された秀逸なキッチン用品・家庭用品のキュレーション展示「Solutions」(ホール4.0)が2019 年に引き続き発表される。「Kitchen Innovation Award」「Plagiarius」「Tableware International Award of Excellence」「Tableware International Award of Excellence」(ガラス製品と陶磁器)「Dineus」(食文化の中から傑出したプロダクトやプロジェクト)など会期中に開催されるさまざまなな授賞式にも注目だ。

また2020年より新設される「Focus on Design」は、その年にピックアップされた国の優れたプロダクトや、最新のデザイントレンドを紹介するコーナーというもの。初年度のテーマはブラジルに決定し、独自のアイデンティティを持つ5つのデザインスタジオが集結。ガレリア1にて作品を披露する。




「ジャパンスタイル 2020」

ホール8.0で開催される「ジャパンスタイル」は、伝統とデザインが融合した付加価値の高い日本のモノづくりを世界に発信し、海外市場へ販路を拡大することをねらいとした出展プロジェクト。インテリアアクセサリー、照明、ホームテキスタイル、テーブルウェア(ガラス、陶磁器、漆器)、デザインギフトなどの製品が出品される。


▲ジャパンスタイル2019

過去11回の継続出展を通じてバイヤーからの認知、注目も高まり、統一されたブースデザイン、世界観のなかで展開される、日本独自の伝統とライフスタイルを背景に生み出された付加価値の高い日常使いのものや道具への世界の反応が楽しみだ。

アンビエンテ2020のレポートは、Webマガジン「AXIS」で掲載予定。End

アンビエンテ 2020

会期
2020年2月7日(金)〜11日(火)
会場
ドイツ・フランクフルト国際見本市会場
詳細
アンビエンテ 日本語ページ
問い合わせ
メッセフランクフルト ジャパン
E-mail: press@japan.messefrankfurt.com