NEWS | インテリア
2020.01.22 17:27
デンマークの建築家・家具デザイナー、フィン・ユール(Finn Juhl)の家具を製作していたNiels Vodderが、1945年に娘へプレゼントとして送った小さなソファのプロトタイプ「Little Mother」を、House of Finn Juhlがリローンチした。
20年にわたり、歴史的な資料やフィン・ユールのインタビューを研究した結果、彼の作品群は膨大で、同じデザインでも様々な寸法で作られていることがわかり、困難な作業だったようだ。しかしながら、できる限り正確にソファを再現するため、スケッチや作品を丁寧にリサーチ。
誕生後の経緯から「Poet」と呼ばれることもあったが、名称はオリジナルの「Little Mother」を採用した。
製作にあたっては、Finn Juhlの遺産に深い敬意を払いながらも、現代にあった要素も盛り込んだ。
例えば、Little Motherは、もともと2人掛けのソファだったが、3人掛けのモデルも製作。どちらも、センターに向けてゆるく自然な曲線を持った、それぞれ独自のデザインとした。
有機的な形状とぴんと張った座席は、ソファの彫刻的な表現を高めながら、座り心地も快適にしている。