隈研吾が建築デザインを担当した奈良公園内初の
リゾートタイプホテル「ふふ 奈良」がオープンへ

世界遺産が溢れる街・奈良の奈良公園内に、ヒューリックふふが展開する新しいスモールラグジュアリーリゾート「ふふ 奈良」が2020年6月5日(金)に開業する。

敷地は奈良公園・鷺池の南に位置しており、かつては大阪の山口財閥当主・山口吉郎兵衛(きちろべえ)ら山口家の南都別邸だったという。今回は同氏の茶室も敷地内に復元され、庭園は奈良県が管理運営を行うことで、新たな観光スポットになることを目指している。

▲【客室】120㎡以上のVIPルーム 2室

建築デザインは建築家・隈研吾が手がけており、古都奈良の景観を継承する大和張り、奈良格子、連子格子を設えて、繊細で陰影のある表情を演出。木目の美しい吉野杉をふんだんに使用することで、奈良の魅力を世界に発信する。

▲【客室】70㎡以上の広さ 全30室

さらに、ランドスケープアーキテクト・宮城俊作が、既存樹を積極的に活かして、この場所にふさわしい庭をデザイン。新たな庭は庭園遺構や再現される茶室と調和し、ふふ 奈良の景観を彩るそうだ。

▲プライベートの客室露天風呂

▲Spa by sisley

客室内のリビングは、日本人のかつての集いの場である縁側を思わせる掘り込みとし、部屋の段差は快適なソファや昼寝の布団、座卓にもなり、それぞれのスタイルで楽しめる。昔ながらの床に座る日本のスタイルに近いかたちで過ごすことができ、懐かしさと新しさを感じながら、居心地よいゆったりとした時間が過ごせるとしている。End