NEWS | ビジネス / 講演会・ワークショップ
2020.01.22 15:27
東京大学生産技術研究所と英ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの連携による、社会人向けデザイン・イノベーション教育プログラム「DESIGN ACADEMY」は、ワークショップ「CIRCULAR ECONOMY – The Future of Business」を2020年3月9日(月)・3月10日(火)の2日間にわたり開催する。
「つくる、使う、捨てる」という現在の線形の生産プロセスは、限りある資源を使い尽くし、廃棄物を増やし、環境を汚染するものだった。このしくみを根本的に変える試みであり、従来の限定的なサステナビリティの考え方とは一線を画すのが「サーキュラーエコノミー」だ。
その実現には必然的に経済成長が伴い、そこではデザインが重要な役割を果たすという。この場合、デザインは、プロダクトデザインなどの従来の位置付けにとどまらず、顧客の新たなニーズを発見する機能をもつそうだ。
たとえば、原料に分解できるようにデザインされたスマートプロダクト、成分がトラックできるデジタルツール、新たなニーズに応えるビジネスモデルなど、サーキュラーエコノミーには大きなビジネスインパクトを持つ可能性があるだろう。
また、資源の保存だけではなく、よりスマートなエネルギー消費、顧客とのより強い関係性の構築などの他、企業間や顧客との関係性、原料とプロダクトの流れなど、経済のダイナミクスを大きく変えることもありうる。
このワークショップでは、従来の線形エコノミーの限界について学ぶとともに、サーキュラーエコノミーへの転換を、価値の創造、顧客との関係性などの観点から探究することにしている。
CIRCULAR ECONOMY – The Future of Business
- 日程
- 2020年3月9日(月)・3月10日(火)
※参加者は2日間とも参加が必要 - 会場
- THE CORE KITCHEN / SPACE
- 詳細
- https://www.academy.designlab.ac/post/202002