NEWS | コンペ情報 / プロダクト / 展覧会
2020.01.20 15:50
TASKプロジェクト推進委員会は、台東区・荒川区・足立区、墨田区、葛飾区の東京下町5区において下請け的加工形態で部品製作などを受注している町工場を主な対象とする新製品開発コンテスト「第14回TASKものづくり大賞」を開催しており、応募総数46点の中から入賞製品を決定した。
今回の大賞受賞製品には、東京・台東区の木具定商店が手がけた「東京多摩 杉のストロー」が選ばれた。
「ストロー(straw)」とはもともと「藁(わら)」のこと。形状が中空で筒状なので、飲み物を飲むストローとして用いられてきた。現在はプラスチック製のストローが多く、廃棄物による海洋汚染につながることから、生分解性プラスチック製や紙製のものも開発されている。
そこでこのストローでは、環境汚染の原因とならない材質の本材(間伐材)を薄く切削して得られる突き板(つきいた)を使用。
東京都の森から得られる間伐スギ材を使うことにより、間伐による森の適正管理がうながされ、森の水源涵養機能も向上することに繋がるという。また、木材加工による地域の産業活性化に繋がり、廃棄後も環境問題は発生しない。
そのほか、見た目も木目の自然なデザインで心和ませるもので、木材の触感も人の感性にマッチするなど、使い心地の良さも特徴のひとつとなっている。
なお、今回入賞した製品は、2020年2月5日(水)から2月7日(金)まで東京ビッグサイトにて開催される「第89回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2020」のTASKプロジェクトブース内で展示される。
第89回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2020
- 会期
- 2020年2月5日(水)~2月7日(金)
10:00~18:00(最終日は17:00まで) - 会場
- 東京ビッグサイト
- 詳細
- https://www.giftshow.co.jp/tigs/89tigs/index.htm