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2020.01.17 14:52
トヨタ自動車は、新たな空のモビリティ事業として、電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発・実用化を進める米Joby Aviationに3.94億ドル(約433億円)の出資を行い、同社と協業すると発表した。
JobyはeVTOL開発のノウハウを提供する一方、トヨタは自動車の開発・生産・アフターサービスで培った強みを活かし、今後、社会的ニーズが高まると予想される空のモビリティ事業の早期実現に向けた取り組みを開始する。
昨今の都市部の渋滞や環境負荷の低減、過疎地域の輸送手段の確保など、eVTOLを用いたモビリティサービスの実現が期待されている。その開発・製造技術は、電動化、新素材、コネクティッドなど次世代環境車の技術との共通点も多いそうで、自動車事業との相乗効果を活かした新たなモビリティ事業に発展する可能性があるという。
さらに今回はトヨタ生産方式(TPS)のノウハウを共有することで、高い品質、信頼性、安全性、厳しいコスト基準を満たすeVTOLの量産化を目指すとしている。
なお、機体の詳細や生産計画など協業の具体的な取り組み内容については、今後公表される予定だ。