NEWS | カルチャー / サイエンス
2020.01.17 14:57
世界各国の宇宙局や関連団体は協力して、健康にかかわる運動習慣・食生活の啓発活動「ミッションX 宇宙飛行士のように心身を鍛えよう(Mission X: train like an astronaut)」に取り組んでいるそうだ。
JAXAによれば、子ども向けに「運動習慣や食事の大切さを学ぶために、宇宙飛行士の健康管理を題材とした世界共通のプログラムが用意」されてれているという。
欧州宇宙機関(ESA)が紹介する内容では、8歳から12歳までの児童を受けもつ学校教師や、科学クラブ、青少年グループやコミュニティグループ、放課後のクラブ活動を運営する教育者や、家庭教育を行う人にも最適だとしている。
2020年度のミッションXは「Walk to the Moon Challenge」と題して、児童のチームがアクティビティを成し遂げてポイントを獲得し、ミッションXのマスコット「ルナ」と「レオ」が月に向かって歩くのを手伝うというもの。
実践的な教室活動として2種類のものが用意されており、ひとつは力強さや持久力、協調性、空間認識を育む「フィジカル活動」、もうひとつはSTEM分野に焦点を当て、科学的な論理的思考やチームワークを鍛える「サイエンス活動」がある。また、ミッションXのすべてのリソースは、無料で教育者に提供されるそうだ。