NEWS | サイエンス
2020.01.16 15:25
国立天文台は、天体捜索者である徳島県在住の岩本雅之氏がこのほど新彗星を発見したと発表した。
同氏は2020年1月9日(日本時)の明け方、東の低空に新天体を発見し、国立天文台の新天体通報窓口に報告。この天体は、クリミアのボリソフ氏も1月13日(世界時)に独立発見しており、他の観測者による確認観測と合わせて解析したところ、新しい彗星であることが判明したという。
これまでにも小惑星や彗星を数々発見してきたことでも知られる同氏。2018年11月と12月には彗星を立て続けに発見しており、これが4個目の発見となる。
こうしたものには「岩本」の名前が冠されてきたそうだが、今回の新彗星の軌道や符号・名称については今後発表されるとのこと。いずれにしても、日本の天体捜索者による天体発見が天文学に大きな貢献をしていることは間違いないだろう。