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2020.01.16 14:39
従来の方法での水の獲得は、環境によっては危険だったり、安定して補給できるかも予測できないことがあるのではないだろうか。そこで、アメリカに本拠を置くZERO MASS Waterは、安全で独立した、ゴミの出ない水源となるパネル「SOURCE Rexi Hydropanel」を開発した。
SOURCE Rexi Hydropanelは、自宅の屋根に設置して使用し、大気中の水分を集めて利用可能な水に変える装置。2枚のパネルで毎月16.9オンス(約500ml)のペットボトル300~600本分の水を確保でき、4~6人分の水をまかなうことができる。
設置には、パイプの取付けや電気の配線は必要ない。たとえ湿度が10%を下回るほど低くても、水を作り出すことができ、パネルは常にモニタリングされるので、水の安全性も保証されるそうだ。
水質は大気中の水分子から純粋なものだけを抽出、汚染物質はすべて除去されるそうで、ピュアなH2Oにマグネシウムとカルシウムといったミネラル分が追加されるという。
太陽光を利用して駆動し、パッケージフリーなので環境にもやさしい。また「SOURCE User」アプリを使えば、スマホで生産量や貯水量、水質を確認でき、変化があったときには知らせてくれる。