NEWS | インテリア / ビジネス
2020.01.15 15:45
フィンランドの郵便・物流会社 Posti(ポスティ)のための完全セルフ式の新しいサービスストアのコンセプトデザインを、ヘルシンキに拠点を置くインテリアデザイン事務所 Fyraが手がけた。
2019年11月に同市中心部にオープンした「Box」は、オンラインショッピングの顧客向けの荷物受けとりスペース。
宅配物ロッカーが並んだだけの空間を上回るものを目指したが、600を超える宅配物ロッカーも設置しなければならず、顧客が購入した商品をすぐに試せる試着室も必要で、さらに、通りからの見た目でも注目を引くようなデザインが求められた。
全体的なコンセプトでは、ロッカーが購入品の試着や荷物の返品・発送ができる部屋にもなる調和した空間とし、梱包材のリサイクルという点にも格別の注意を払った。
直感的かつ機能的な空間とするため、それぞれの作業エリアに異なる配色を施しており、ユーザーは店内を直感的に進むことができる。また、参加した協力企業も、既存のブランドイメージから独立した、Postiの新たなアイデンティティとなる魅力的なインテリアを作成したという。
さらに、店舗の手前側には、オンライン企業が自社製品を紹介できる「スポットライト」と呼ばれるエリアを設置。エントランス付近にはスタッフが常駐していてサポートしてくれ、ソファでは座ってコーヒーを楽しむことも可能。宅配物ロッカーは、店内後方に隠れているそうだ。