モノクロームの巨匠 マイケル・ケンナ写真展
「ビヨンド・アーキテクチャー」が開催

2019年、東京都写真美術館にて回顧展「A 45 Year Odyssey」を開催した、モノクローム写真の巨匠 マイケル・ケンナ(Michael Kenna)。静謐で叙情に満ちた風景写真に加え、強制収容所跡の連作、初のヌード写真など、真摯で多彩に写真の可能性を探り続けるケンナの魅力が感動を呼んだという。

これまで、「JAPAN」や「FRANCE」など撮影地にちなんだ写真集を出版してきた同氏の新刊は、「BEYOND ARCHITECTURE」(ビヨンド・アーキテクチャー)。

▲Twin Towers, Study 2, New York City, USA. 2000
© Michael KENNA / RAM

▲The Rouge, Study 139, Dearborn, Michigan, USA. 1994
© Michael KENNA / RAM

今回はドイツ人キュレーターがこれまでにない視点で編集したそうで、「建築を超え」、実在の対象から不可視の空気感まで現すケンナの芸術を余すところなく伝える1冊になった。

これに合わせて、東京・南青山のギャラリー・アートアンリミテッドでは、マイケル・ケンナ写真展「ビヨンド・アーキテクチャー」が2020年2月1日(土)から3月19日(木)まで開催される。

▲Pool Side, Brittany, St Malo, France. 1993
© Michael KENNA / RAM

▲La Trappa, Vieille Ville, Nice, France. 1996
© Michael KENNA / RAM

同展では、写真家の暗室から届いた25 点のオリジナル・プリントを展示。さらに、同氏の来日に合わせて、サイン会も2月1日15時より開催される。こちらのサイトより参加予約が必要だ。End

マイケル・ケンナ写真展
「ビヨンド・アーキテクチャー」

会期
2020年2月1日(土)~2020年3月19日(木)
会場
ギャラリー・アートアンリミテッド
詳細
http://www.artunlimited.co.jp/upcoming/