NEWS | アート
2020.01.09 16:17
米ニューヨーク・ブルックリンで2004年まで操業していたドミノシュガー精製所跡地にある高級レジデンシャルビル「One South First」には、アーティストRobert Swain(ロバート・スウェイン)による常設のインスタレーション「Color Sensation Cube」が展示されている。
建物の一部を構成している同作品は、ロバート・スウェインがガラスを使って初めて制作したもの。住居部分のロビーに設置され、多面的な没入型の環境を創り出している。
30段階に分けられたカラーサークルから選んだ9つの色相で色付けした、8フィート(約2.4m)の高さのガラスパネルが、見る人の角度や時刻によって変わる大胆な色の配列を生む。
パネルの光は、色を抑えたコンクリート、ステンレス鋼、光沢のある白いテラゾ床に広がり、作品が空間の中心となっている。
1966年から色彩を主眼とした作品を制作しているロバート・スウェインは、「スペクトルのエネルギーは、人の感覚を活性化し、そのため感情を刺激します。この作品の狙いは、色に対する感覚を高め、色彩の体験で建築空間を満たそうとするものです」と説明している。