BIGがニューヨークで新プロジェクトをスタート
歩行者が楽しめる「Downtown Brooklyn Public Realm」

▲©︎ Bjarke Ingels Group

建設設計事務所 BIGは、米ニューヨークで新プロジェクト「Downtown Brooklyn Public Realm」を進めている。

非営利団体「Downtown Brooklyn Partnership(DBP)」およびWXY Architectsと共同で展開するもので、主に歩行者の体験に焦点を当てた遊び心のある環境を作り、ダウンタウン・ブルックリン地区を活性化することを目指している。

この地区には地元や全国規模の商店・企業が集まり、教育機関や文化機関、政府機関が作られ、さらには住宅産業も充実するなど、住民や訪問者、労働者が集う場所になっているという。DBPは2004年よりこの地区の再開発を主導してきたが、近年は地区の成長とともに新たなニーズが生まれたそうだ。

そこで今回のプロジェクトでは、いかにもブルックリンらしい大胆なデザインを活用しながら、より環境に優しく安心できる散策・サイクリング体験を提供。さまざまな人々が屋外で集まったり、スポーツを練習したり、同地区の多様な文化を楽しめるようにするという。

▲©︎ Bjarke Ingels Group

同事務所を率いるビャルケ・インゲルスは、「DBPやWXY、広域のコミュニティと密接に連携しながら、より環境に優しく安全で大胆なダウンタウンを作ることを楽しみにしています。私たちのプロポーザルは、この地区にある生き生きとした特徴を、独特のカラーパレットと新しいストリートファニチャーのコレクションで強調します。ブルックリンの人々が歩きやすく、歩行者も自転車も安全で、緑地を倍増させ、なおかつ新しいアートビーコンまでも備えた、凝縮された街並みが体験できるでしょう」とコメントしている。End