NEWS | 建築
2019.12.24 14:50
英ブライトン大学のパフォーマンスアートのための新しい施設のコンペで、Oscar VosとThomas Diebenが率いるkrftの計画が選ばれた。
これまでの10年間で、ブライトン大学は19世紀に建設されたキャンパスをAllies and Morrisson、 Hopkins Architects、Eric Parry Architects、OMAなどにより改築を進めている。一連の設計はRIBA awardsも受賞している。
今回のコンペでは、すべてのパフォーミングアートを展開でき、建物中心にシアターを配置した、「Project 175」と名付けられた複合的な教育施設が求められた。限られた敷地の中に400席のシアターを含む、3,000平米の建物が条件だ。
これに対するkrftの回答は、シアターを上階に浮いているかのように配置し、その下に様々な用途に使用が可能なホワイエを配置するというものだ。また、施設がキャンパス全体の中心をなすように、建物から「裏側」になるような部分を排した。
建物は、緑の多いキャンパスから白亜の崖が続くように立っている。ファサードには、コンテンポラリーな明るい色のレンガと伝統的な黒く濃い灰色の燧石を合わせて用い、周辺の異なるキャラクターのキャンパスとの繋がりを生み出している。