チェコの「Festka」によるビスポークロードバイク
磁器にインスパイアされた「Festka Spectre Porcelain」

チェコのバイクメーカー「Festka(フェスカ)」は、同国のイラストレーター Michal Bačákとコラボレーションしたビスポークロードバイク「Festka Spectre Porcelain」を作り上げた。

タイ・バンコクのバイクコレクターで、磁器愛好家でもある人の特注品だという。完成までに13か月もかかったプロジェクトで、Bačákもバイクフレームに手作業で絵を描くというアイデアに関心を示したそうだ。

同氏が手がけたイラストは、ポルトガルの装飾絵タイル「アズレージョ(Azulejo)」とイギリスの「チャーチルブルーウィロー(Churchill Blue Willow)」という2つの装飾スタイルを独自に練り上げたもの。コバルトブルーの絵に24金をアクセントとして使用した。

デザインのテーマは、購入者の子どもの名前から旅行、フルート、自転車、サイクリングなどの趣味まで、この人物の人生の軌跡だという。フレームにあったFestkaのロゴもこの絵のために剥がされた。

もちろん、ロードバイクとしての機能も備えており、激しい運転もできるそうだが、サドルまで丁寧に描かれているので、乗るのには少しもったいないかもしれない。End

▲©︎Festka