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2019.12.18 11:51
博報堂は、多様な関係者とともに未来創造の技術としてのクリエイティビティを議論し、研究し、社会実験していく場として、「UNIVERSITY of CREATIVITY」(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ、UoC)を2020年春に開設すると発表した。
「クリエイティビティ」を通じて、社会に新しい価値を生み出すことを目指して活動を行ってきた博報堂。その領域は広告・マーケティング産業が中心だったが、人工知能やビッグデータ、スマホの普及など文明のデジタル化・機械化が一気に加速する今こそ、「人類が持つクリエイティビティの意義と可能性」をもう一度大きく捉え直し、広告業界を超えて社会全体に活用していく必要があると考えている。
そこで、クリエイティビティを「未来創造の技術」と捉え、テーマの横断性と創発的刺激を最大化するために、従来の座学は行わず、「対話」と「研究」と「実践」を中心に展開。社会に向けて場を開くことにより、産官学、文理芸、社内外の壁を超えた「多様なクリエイティビティのぶつかり合い」を生み出していくそうだ。
企業内大学ではなく、社会人や学生を問わず、すべての人が参加可能なオープンプラットフォーム。スペースは博報堂本社内に開設する予定で、開校に向けて、プログラムの詳細設計、基礎研究の開始、研究員の社内公募、建設工事などを順次開始するとしている。