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2019.12.16 13:55
JR九州は、長崎駅周辺で進めている2020年春の長崎本線の鉄道高架化や九州新幹線西九州ルートの建設など都市基盤整備の一環として、まちづくりの拠点となる「新駅ビル」の開発概要を発表した。ビジョンとして「新幹線開業を契機につくる国際観光都市長崎の陸の玄関口」を掲げている。
発表によると、既存のアミュプラザ、ホテルは基本的に存置し、新たな地上13階建ての駅ビルをつくる。この新駅ビルは商業施設、ホテル、オフィス、駐車場等の複合開発とする。また、マリオット・インターナショナルとの提携に向けて協議しており、新駅ビル上層フロアは、従来のJR九州のホテルブランドから更なる上位グレードとなるホテル運営を行うようだ。
さらに、新たに生み出される、在来線と新幹線の高架下は、一体的に開発。長崎の新たなランドマークとすべく、高さは60mで計画し、国際観光都市に相応しいデザインや照明(ライトアップ)等を行う計画だ。
2020年春の長崎本線の高架化切替の後、地上の軌道等の鉄道施設の撤去等を行う。それらの終了後、2021年春を目途に新駅ビルの工事に着工する予定。新駅ビルのうち、商業と駐車場の一部およびオフィス全体については、2023年春の開業、また、ホテルを含めたグランドオープンは2025年度を予定している。