ベイルートの古いカフェを改装した「The Slow」
一般的なカフェを超えるものを提供するコンセプトストア

レバノン・ベイルートに完成した「The Slow」は、古い伝統的なカフェを新しい現代的なコンセプトストアに改装するプロジェクトだ。同店の店舗設計は、コペンハーゲンに拠点を置くデザインスタジオ Framaが手がけている。

レストランやカフェの多い地区にあり、食事や買い物をしたい人、あるいは個人や会社の仕事をしたい人々が時間を過ごせる空間で、住宅プロジェクトを主に展開してきた同国の建築家 Sari Kassoufの長年の夢を実現させたコンセプトストアだという。

▲Photos:oneoverstudio

Framaは、どんな来店者にも都合よく時間を過ごせるように、昼夜問わずドアが開いていることを目指して、慌ただしい顔合わせの場からのんびりしたくつろぎの場まで、さまざまな活動に合う落ち着いた雰囲気を演出。色調は控えめとし、さまざまなテクスチャを組み合わせたオープンスペースとなった。

もとは地域でもっとも古いカフェのひとつで、一般的なカフェ以上のものを提供することで、カフェ文化の想定を上回るスローライフのコンセプトストアとなるそうだ。End