NEWS | 建築
2019.12.16 16:03
アフリカ南東部の国 モザンビークのベンゲラ島(Benguerra Island)で2020年オープンを目指して建設が進められている「Kisawa Sanctuary」は、ビーチや森林、砂丘に囲まれた12のバンガローからなる高級リゾート地だ。
自然あふれる場所だが、さらに環境保護にも気を配り、イノベーションと伝統を巧みに組み合わせたそうで、ベンゲラ島の熟練した職人と3Dプリント技術を融合、できる限り自然の景観に負荷を与えないようにしたという。
具体的には、建築はモザンビークでよく見られる藁ぶきの住居をヒントにし、その場所にある素材を用いて3Dプリントで作製する。
バザルト諸島(Bazaruto Archipelago)のベンゲラ島は大陸から14kmの沖合にあり、WWFが管理する国立海洋公園として、インド洋でもっとも豊かでまだ調査が進んでいない貴重な亜熱帯の生態系が特徴。Kisawa Sanctuaryは、アフリカの海を守る非営利組織「Bazaruto Center for Scientific Studies」と共同で運営されるそうだ。