奈良・吉野の箸工場の端材をアップサイクル
3人のデザイナーによるプロジェクト「はみだしもの」

日本に拠点を置く3人のデザイナー、Jan ChipchaseJames GibsonEko Hayashiによるプロジェクト「Hamidashimono (はみだしもの)」は、オリジナルの割り箸をつくるキットだ。

奈良・吉野にある箸工場の製造過程で生み出された木の端材=「はみだしもの」を、価値のあるものとしてアップサイクルするプロジェクトで、丁寧に集め、保管し、乾燥させているので、削るとすぐに良質な箸として使用できる。

Hamidashimono #1には、Hamidashimono 50本 (吉野の箸工場より)、吉野杉の容器、肥後守ナイフ、紙やすり#240 10枚、箸帯 25枚(吉野の和紙工房・植和紙工房より)、藍染め手ぬぐいが内包されている。

作り方は、まずHamidashimonoを2本選び、ナイフで削り出す。数分で1膳の箸が完成。達人レベルになるには数ヶ月必要だそうだ。また、できあがった箸は、何度か繰り返し使えるという。

世界中に配達が可能で、一度に20個以上のセットを注文する場合は、問い合わせフォームより連絡が必要となる。End