東京の工芸館で最後の展覧会
「所蔵作品展 パッション20 今みておきたい工芸の想い」開催

東京国立近代美術館工芸館では、「所蔵作品展 パッション20 今みておきたい工芸の想い」が2019年12月20日(金)から2020年3月8日(日)まで開催される。

工芸と「パッション(情熱)」について、普段はあまり並べて考えることはないかもしれない。工芸に注がれるパッションは姿かたちや質感にすっかり溶け込んでいるので、背景の諸事情を改めて分析しないでも味わえるよう整えられているからだ。

しかし、何を選び、何を未来へとつなげるのかを考えたとき、工芸に託されてきた知恵と愛とを見過ごしてしまったらもったいないとの想いから、工芸家の言葉や活動・出来事から20のキーフレーズを5章に分けて厳選。工芸館の名品約150点とともに、それぞれの局面に浮かび上がるパッションを紹介する。

2020年夏に石川県金沢市への移転を予定している工芸館にとって、東京での最後の展示活動となる同展。重要文化財の赤レンガの建物で工芸鑑賞ができるのも残りわずかとなっており、見逃せない展覧会となるだろう。End

所蔵作品展 パッション20 今みておきたい工芸の想い

会期
2019年12月20日(金)~2020年3月8日(日)
開館時間
10:00~17:00
※入館時間は閉館30分前まで
休館日
月曜日(1月13日、2月24日は開館)、
年末年始(12月28日(土)~2020年1月1日(水・祝))、1月14日(火)、2月25日(火)
無料観覧日
1月2日(木)、1月5日(日)、2月2日(日)、3月1日(日)
会場
東京国立近代美術館工芸館
詳細
https://www.momat.go.jp/cg/exhibition/passions2019/#section1-3