化粧品メーカー「HARMAY」の北京フラッグシップストアを、上海を拠点とするデザインスタジオ「AIM Architecture」が手がけた。

全体の広さは650平米で、1階は小さなプロダクトを中心に陳列。巨大な組み立て式のテーブルが力強い動きを生み、すべての人気商品を陳列する場所として機能している。空間的に大きなループが強力な方向性と勢いを創り出し、作業するスタッフのための半閉空間を確保しながら、すべてのプロダクトをより緊密に結びつけている。

テーブルから伸びる螺旋階段がより広い上階へ続き、スチール棚に並べられた豊富なプロダクトが来店者を迎えてくれる。

2階のカーテンは、半透明なファサードを通過してくる日光を遮り、プロダクト撮影のための小さなスタジオとしても使える空間を提供する。また、実店舗での販売を促進するようにデザインされた5つの部屋がある。

北京店のファサードは大きなガラスブロックを使用。外からは人や物の影と動きのみが薄く透けて店内がはっきりと見えないために、インダストリアルな雰囲気がより強調され魅力となっている。

▲Photography: Dirk Weiblen, Sun Liwen