仏ボルドーに2020年4月にオープンする「Les Bassins de lumière」
かつての潜水艦基地でデジタルインスタレーションを展示

フランス西部の都市・ボルドーでは、2020年4月に「Les Bassins de lumière」という没入型のデジタルインスタレーションを展示する施設がオープンする。

もとは第二次世界大戦中に作られた潜水艦の基地だった場所で、美術館などを管理・運営するフランスの企業「Culturespaces」が、ボルドー市の委託を受けて同館を手がけることになった。

同館では、クリムトやクレーなど、美術史や現代美術を代表するアーティストに焦点を当てるそうで、高さ12m、奥行き100m、幅22mを誇り、ビデオプロジェクター90台とスピーカー80台を駆使した、世界最大級のマルチメディア施設になるという。

鑑賞者は内部を歩きまわったり、中央にある池を渡って岸壁へと進んだりしながら、視覚と聴覚を使って巨大アート作品を楽しむことができる。また、4つある大きな池の水面に映る光の戯れは、浮遊感や夢のような感覚を生み出すだろう。End