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2019.11.26 12:08
イケアのイノベーションラボ「SPACE10」は、インド・デリーに新しいリサーチ・デザインラボをポップアップでオープンさせた。
デンマーク・コペンハーゲンにベースを置く同ラボは、これまでニューヨーク、ロンドン、上海、ナイロビでもポップアップを展開してきたが、より長期間にわたる活動の新たな場所としてデリーを選択。さまざまな分野の専門家やクリエイティブ、スペシャリストによるコラボレーションプラットフォームになるという。
彼らはソリューションの実験やプロトタイピングが可能で、人類と地球のより良い日常生活の提供を目指すことになるだろう。
同ラボがデリーを選んだのは、未来を見据えているからだ。この街には文化的な力強さがあり、深遠な歴史遺産も根付いていて、なおかつイノベーションの震源にもなりうる。パブリックアートやコンテンポラリーアート、音楽、デザイン、建築をめぐる先進的なイニシアチブがあふれている。
もちろん、急速な都市の拡大や住宅難、気候の問題、最悪レベルの大気汚染など、デリーは危機に直面しており、持続可能なソリューションはまだ見つかっていない。それでもこうした課題をよく認識しており、高度な教育を受けて技術にも精通した若者がいる。なお、SPACE10デリーは2020年4月15日(水)まで、他の場所では見出せなかったアイデアや視点、ソリューションを作り出してく予定だ。