ニールセンが「Digital Trends 2019上半期」を発表
全世代でスマホがネット利用のメインデバイスに

▲Photo by Jens Johnsson on Unsplash

ニールセンは、2019年上半期のPCとスマートフォンの利用実態をまとめたレポート「Digital Trends 2019上半期」を発表した。今回は、ニールセン インターネット基礎調査をはじめ、同社独自の調査データをもとに集計を行った。

2019年第2四半期(4~6月)のスマホからのネット利用者(月間平均)は7,078万人で、前年同期に比べ5%の増加。近年増加率が鈍化傾向にあるなか、特に50~60代のスマートフォン利用率が過去4年で大きく上昇しており、全世代でスマホがインターネット利用時のメインデバイスとなった(図表1)。

さらに、スマホからの動画視聴は、2019年6月時点で月間平均利用時間は7時間13分と、5年間で約4倍に成長(図表2)。また、ECサービスでは、直近1年で「Amazon」と「楽天市場」において、スマホのみ利用するユーザーが大きく増加していることが分かった(図表3)。

令和の元号発表時にスマホで利用した上位5サービス(首相官邸公式アカウントでのライブ配信およびニュース関連サービス)は、「Yahoo! Japan」が全体でトップ、18~34歳は「YouTube」が最多だという(図表4)。

2019年上半期もスマホ利用者数は継続的に増加しており、スマホは全世代でネット利用のメインデバイスとなったことを裏付ける結果となった。スマホを重要なデバイスとみなす傾向は今後も続きそうだ。End