NEWS | アート / テクノロジー
2019.11.25 17:03
コペンハーゲンを拠点に活動するTore Knudsenが遊び心に溢れたラジオ「Pour Reception」制作し公開している。このプロジェクトは、インターフェースとはどんなもので、何ができるかについて、私たちの一般的な理解に挑戦しようとするものだ。
Pour Receptionラジオは、内蔵スピーカー、AUX入力端子、簡単な説明書、本体上部にはインターフェースとなるガラスコップ2個を備えており、静電容量センシングと機械学習を用いることで、コップに入った水がデジタルな素材となる。
ラジオ上部に置いたコップに水を注ぐとスイッチが入り、ユーザーは、ラジオで馴染みの機能をコントロールするためのインターフェースを調節。ダイヤルやボタンのかわりにコップで操作し、チャンネルを変えたいときにはコップの水を片方からもう片方へ移す。チューニングや雑音を除きたいときには、水の入ったコップに触ったり、握ったりする。また、コップの中の水に触ることで、音量を調節するという具合だ。
このプロジェクトは、ガラスコップがカルチャーや技術としてどう使えるのかというユーザーの認識を変えてみようとする狙いもあるそうだ。