NEWS | 建築
2019.11.21 13:38
Zaha Hadid Architectsが手がけた45階建て・約200mを誇る超高層タワー「Leeza SOHO」が、中国・北京の麗沢金融商務区(Lize Financial Business District)に完成した。
市内中心部と先ごろ開港した北京大興国際空港を結ぶ金融と交通のハブとなる地区にあるLeeza SOHOは、現在開発中の5つの地下鉄新線が交差する駅に隣接。トンネルが敷地を斜めに横切っており、タワーはこのトンネルをまたぐように設計された。
こうして分割されたタワー全体にわたって、高さ194.15mの世界でもっとも⾼いアトリウムができあがった。そして、バレエの「パドドゥ」のようにアトリウムにはひねりが加わり、13階、24階、35階、45階には歩道橋も設置。ガラス製のファサードにより、市内全体の景色も見渡せる。
また、アトリウムは、タワー内のすべてのスペースをつないだり、彫刻のようなねじれた形状から多様な景⾊を提供したり、建物の奥深くに⾃然光をもたらしたりと、新しいビジネス地区の公共広場としても機能するそうで、市内の交通網と直につながった、北京市⺠のための魅力的な新しい空間がつくられている。