NEWS | テクノロジー / ファッション
2019.11.20 14:50
アムステルダムに拠点を置くデジタルファッションハウス「The Fabricant」は、デジタルでバーチャルな服を手がけているそうだ。これまでに発表したのは、ドレスやジャケット、デニムのジャンプスーツなどさまざまだ。
バーチャルなので、もちろんその服は現実には存在しないが、同社のサイトからダウンロードすれば、ソーシャルメディアなどにもアップできるという。
こうした斬新なデザインはコンピュータのなかで生み出されるが、たとえばパリコレクションで披露された服を画像として機械学習にかけ、そこから生まれたパターンを採用したものもある。
同社が公開しているムービーのアバターの動きも非常になめらかだ。モーションキャプチャや3Dアニメーション、ボディスキャンといった映画のビジュアルエフェクトを使って、ハイパーリアルなデジタルファッション体験を生み出している。
このサービスを使えば、自分のアバターにさまざまなデジタルファッションを着せることができるだろうし、大量に生産しなくて済むので、環境面でのメリットはあるようだ。最近では同社が手がけたドレスが高額で販売されたこともあるそうで、デジタルファッションはこれからますます広がるだろう。