NEWS | テクノロジー
2019.11.19 18:52
デジタルイノベーション企業のElectric FactoryはウルグアイのAyax Toyotaと協力し、自動車の出す音について創作・デザインをおこなう「HYプロジェクト」を進めている。これは世界中の街で増加する電気自動車やハイブリッド自動車による問題を、特に音に関して解決しようとするものだ。
世界中の様々な大学で行われた研究では、植物において、特殊な周波数によって引き起こされる振動が、栄養分の吸収、成長や太陽光の同化などの反応を示すことがわかっている。これを起点にプロジェクトは始まったという。
そこで、同プロジェクトでは、公道上の車の存在に注意を促す警告音だけでなく、環境にポジティブな効果をもたらす音を創るという、異なった切り口で問題に取り組んでいる。
そして、プロジェクトのために、道路を使用する歩行者などに対して車が動いていることを示すAVAS (車両接近通報装置)サウンドを開発。どの車にも設置できるこの装置のマイクロプロセッサーは、スピードに応じて車の音を大幅に変えることができる。毎秒約150億の命令を送り、人の耳はその変化を瞬時に認識できるそうだ。