ホテイフーズコーポレーションは、同社の「ホテイやきとり（たれ味）宇宙用」および「ホテイやきとり（柚子こしょう味）宇宙用」がJAXAの「宇宙日本食」認証を正式に取得したと発表した。

宇宙生活での食事は栄養補給だけでなく、娯楽でもあり、ストレスを和らげてくれるものでもある。そこで、基本支給される宇宙食の他に、各国の宇宙飛行士に合わせて、その国ならではの宇宙食の開発が進められてきた。その日本版が、JAXAが認証する「宇宙日本食」だ。

同品と市販品の違いはデザインがあるか無地缶か程度で、地上で普段食べているのと同じクオリティだそうだ。また、この無地缶には、ベルコインフックと呼ばれるマジックテープ状のものが付いており、無重力空間でもどこかにいってしまわないように工夫されている。

今後、野口聡一宇宙飛行士や星出彰彦宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに滞在する際に宇宙日本食として食べられる予定となっている。また、たれ味、柚子こしょう味の2品の缶に「宇宙日本食」マークをデザインした特別バージョンを2020年初頭に全国販売する予定だ。