フェラーリは、新型クーペとなる「ローマ」（Ferrari Roma）を公開した。コンセプトは「la Nuova Dolce Vita（新しい甘い生活）」。ご存じの通り「甘い生活」は、1960年に公開されたフェデリコ・フェリーニ監督、マルチェロ・マストロヤンニ主演の大ヒット映画だ。

同社は、この作品に描かれたような、若者が気ままに遊びまわっていた1950～60年代ローマのライフスタイルを現代に移し替えたエレガントなデザインだ。

フロントミッドシップエンジンを採用した「2+」クーペだそうで、後部に少しスペースがある2シーターとなる。パフォーマンスやハンドリングの機能性はもちろん、洗練されたプロポーションや時代を超越したデザインを目指したという。

また、V型8気筒ガソリンターボエンジンを搭載しており、最大出力は456kW（620ps）、最大トルクは760Nm。「SF90ストラダーレ」にも使われた、新しい8速デュアルクラッチトランスミッションも採用している。