ドイツ・ハンブルクで計画されている、2023年にオープン予定の複合施設「LIFE HAMBURG」の設計案を、建築設計事務所 LAVAが公開した。

3階建ての8の字型をした建築物で、都市農業プロジェクトを展開する団体「Cityplot」と共同で設計。エネルギーを自給自足しながら、内側と外側が連続して一体になった新しいタイプの施設を提供することを目指している。

800人の子どもと800人の成人のためのラーニングスペースになるそうで、プロジェクト向けの学習にも個人的な学習にも対応するという。さらに、緑地を設置して屋外とつながりを作り、バラエティに富んださまざまな各エリアを配置、新鮮な空気や日光が楽しめ、なおかつ技術サポートも受けられるなど、生涯学習に最適な場所となるように柔軟なものになるだろう。

各スペースは明るさや開放感、植物、外部とのつながりにも多様性があり、「山頂」、「水飲み場」、「砂場」、「キャンプファイヤー」、「洞窟」といったユニークな名称でそれぞれの機能を区分する。

デザインは、波、らせん、巣穴、枝、鳥の巣という自然の5つの要素からインスピレーションを受けており、レイアウトや構造、天井、植え込みなどにあしらわれるそうだ。