NEWS | インテリア
2019.11.11 16:00
イタリアのインテリアブランド「Desalto(デザルト)」のために、デザインオフィス nendoが本棚「step」を手がけた。
単純な四角い本棚を中央で分割し、垂直方向に「ずらした」ような形状をしたシェルフのコレクション。棚の端部がブックエンドとしての役割を果たすだけでなく、従来の棚にありがちな強い水平性がもつ緊張感を和らげている。
これにより、独立した個室が積層された「ワンルームマンション」のような存在から、上下階に繋がりのあるひとつの大きな「一軒家」に生まれ変わったような感覚が生まれたという。
棚板はカンチレバー構造となるために高い剛性と接着強度が要求されたが、高密度木質繊維板を使用することで、板の厚みを12mmに抑えながら実現することができた。
また、色は黒、グレー、白の3色を用意し、棚板はネジを使用せずに付け外しができる工法によって自由に取り換えができる。1000X1700X320mmのもののほか、壁面用の横長のものと、タワー状の3種類があり、いずれも複数の棚を組み合わせて使うことを想定したサイズ感とプロポーションとなっている。