豊かさとは何か、人間とは何か、生命とは何かという根源的な問いを考える
「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」開催

▲エコ・ロジック・スタジオ
《H.O.R.T.U.S. XL アスタキサンチン g》
2019年
© NAARO

東京・六本木の森美術館で2019年11月19日(火)から2020年3月29日(日)まで開催される「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」は、これからのライフスタイルや近未来の人間像を考察するための展覧会だ。

AIが人類の知能を超え、私たちの社会や生活に急激な変化をもたらす「シンギュラリティ」が到来すると言われ、ブロックチェーン技術が社会システムに新たな信用と価値を作り出し、多様なバイオ技術が食や医学、そして環境に多大な影響を与えることになるとされている。

▲WOHA
《オアシア・ホテル・ダウンタウン》
2016年
撮影:Patrick Bingham-Hall

そこで同展は、国内外から、現代美術のみならず、都市論や建築、デザインやプロダクト・イノベーション、バイオアートから映画、漫画など異色の展示物を紹介し、近未来の都市、環境問題からライフスタイル、そして社会や人間のあり方を鑑賞者と一緒に考えることを提案している。

▲ヴァンサン・フルニエ
《マン・マシン》
2009-2017年

▲アギ・ヘインズ
《体温調整皮膚形成手術》(「変容」シリーズより)
2013年

展示室内には、近未来の生活をイメージしたコーナーを設置。衣服や家具、照明や食物など、衣食住に関する作品やプロダクトを展示し、そう遠くない未来に私たちが暮らしを共にするかもしれない、利便性を追求しつつも環境を考慮した、想像力を刺激するアイテムやシステムを一足先に体験することができる。

▲ザカリー・カネパリ&ドレア・クーパー
《ザ・ドッグ》
2015年

また、同展を通じて、豊かさとは何か、人間とは何か、生命とは何かという根源的な問いを考えるきっかけにもなることだろう。End

未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか

会期
2019年11月19日(火)~2020年3月29日(日) 会期中無休
開館時間
10:00~22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※11月19日(火)、12月31日(火)、2月11日(火・祝)は22:00まで(最終入館 21:30)
会場
森美術館
詳細
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/future_art/index.html