アルス・エレクトロニカが中国・深圳で展覧会を開催
「40 Years of Humanizing Technology-Art, Technology and Society」

▲Positions of the Unknown / Quadrature (DE)
© Quadrature

アルス・エレクトロニカは、2019年11月2日(土)から2020年2月16日(日)まで、中国・深圳の「海上世界文化芸術中心(Sea World Culture and Arts Center)」にて、展覧会「40 Years of Humanizing Technology-Art, Technology and Society」を開催する。

中国の美術大学「中央美術学院」、および同センターに拠点を置く「Design Society」とともに開催する初の展覧会で、アルス・エレクトロニカの40年にわたる歴史を紹介しつつ、ビジネスよりも私たちの社会に関わることを優先してテクノロジーを開発してきたメディアアーティストたちの作品を披露する内容だ。

▲Chijikinkutsu / Nelo Akamatsu (JP)
© Nelo Akamatsu

▲Wind of Shenzhen: Data Paintings / Refik Anadol (TR/US)
© Refik Anadol

一方CAFAは、中国のメディア芸術シーンからこうした議論にふさわしい作品を厳選して出展する。

タイトルにある「Humanizing Technology」とは、AIなどのテクノロジーが加速度的に発達するなかで、テクノロジーやその可能性そのものではなく、私たち自身のことやその願いからデジタル世界のなかでの私たちの役割を見直し、こうした想いを実現するためのテクノロジーのあり方を考えるということだ。

▲Project Alias / Bjørn Karmann (DK), Tore Knudsen (DK)
© Bjørn Karmann, Tore Knudsen

▲The Wall of Gazes / Mariano Sardón (AR) & Mariano Sigman (AR/ES)
© Mariano Sardon

そして、この展覧会では、メディアアーティストたちが敏感で鋭い感覚をもちながら、何十年にもわたりデジタル革命と並走し、分析・批判しながら推進してきた活動を見ることができるだろう。End