インク汚れをデザインの基軸にしたカーテンコレクション
長嶋りかこが手がけたKinnasand LABの「Scrap_CNYK」

スウェーデンのカーテン・ラグブランド「Kinnsand(キナサン)」が立ち上げたプロジェクト「Kinnasand LAB(キナサン・ラボ)」より、グラフィックデザイナー 長嶋りかこがデザインを手がけたカーテンコレクション「Scrap_CMYK(スクラップ_シー・エム・ワイ・ケー)」が誕生した。

SCRAP_CMYKコレクションは、オフセット印刷の工程で出る廃棄物であるヤレ紙(印刷時に見当合わせや印刷機のインク調整のための損紙)の、偶然できるインク汚れや不規則な模様を活用したカーテンコレクション。

印刷機によって印刷されたインク汚れは、強度、深さ、精度が異なり、独特な立体感や深みと共に絵画的な表情を持っている。それらの偶発的な色と形を採取して制作したグラフィックがデザインの基軸として使われている。

ベースとなる生地には、使用済みのペットボトルを再生したリサイクルポリエステルを採用。使用済みの廃棄物に新しい命を吹き込むという長嶋りかこのコンセプトに調和しつつ、艶のないざらざらとした紙の質感を感じさせるクレープ織が個性を生み出している。

長嶋りかこによるカーテンコレクションの日本展開スタートに合わせて、2019年10月23日(水)から11月4日(月・祝)までKvadrat Tokyo Showroomにて特別展示が行われる。End

CRAP_CMYK BY RIKAKO NAGASHIMA FOR KINNASAND LAB

展示期間
2019年10月23日(水)~11月4日(月・祝日)
展示場所
クヴァドラ東京ショールーム
詳細
http://kinnasand.jp/about/showrooms/23/tokyo