「JAMES DYSON AWARD 2019」国際ファイナリストを発表
日本の「PROLO」と「Ubitone」の2作品が選出

ジェームズダイソン財団は、開催中の「JAMES DYSON AWARD 2019」の国際ファイナリストTOP20を発表した。

同アワードは、次世代のエンジニアやデザイナーの支援・育成を目的に、財団が主催する国際エンジニアリングアワード。日本からは「PROLO」と「Ubitone」の2作品が選出された。両作品ともにJDA募集課題である、問題解決を体現し、革新的で他とは違うアプローチが高く評価されたという。

法政大学大学院チームが手がけたPROLOは、子どもたちがヘルメットを着用せずに自転車に乗るのを防止する、ヘルメットと自転車ロックの連動システム。子どもの自転車利用時における安全性を行動様式に着目した、シンプルでスマートな解決策だ。

また、大阪大学大学院および大阪市立大学のチームによるUbitoneは、盲ろう者向けのコミュニケーションデバイスで、機械学習技術である音声認識と点字辞書を使用して、盲ろう者が理解可能な形式に音声を翻訳してくれる。

今後はダイソン創業者で最終審査員を務めるジェームズ・ダイソンが審査を行い、国際最優秀賞1作品と準優秀賞2作品を決定。結果は2019年11月14日(木)に発表予定となっている。

また、アワードの公式サイトでは、そのほかの国際ファイナリスト作品も掲載されているので、ぜひチェックしてみよう。End