「マリメッコ・スピリッツ展」と「フィンランド陶芸展」へ足を運び、北欧デザインに浸ってきました。マリメッコは鮮やかな色彩と力強くユニークなテキスタイルとして人気のあるブランドです。なかでも代表的な「Unikko」は花をいくつも重ねた存在感のあるデザインで、どんな世代にも受け入れられやすく感じられ、見ているだけで想像力も掻き立てられます。
北欧デザインには地域性を考慮したさまざまな“思考”も含まれており、長い冬を室内で楽しく過ごすための工夫もされています。実用性だけではなく遊び心のあるデザインが長く愛される秘訣なのだと感じました。
北欧デザインは、第二次世界大戦後、アメリカへ輸入され、デザイン性の高さが評価されたことで、世界に知れられるようになりました。自然をモチーフにしたデザインが多く、人々の生活になじみやすいことが愛される理由のひとつだと思います。また、アクセントとして使うカラーの色相と配分が全体的な落ち着きを崩さないバランスで使われており、上品かつモダンな雰囲気を醸し出す点も北欧デザインがいろんな空間になじむポイントなのではないかと思います。
私たちも何が・なぜ人々をひきつけるのかを追求していくことから新しい発見やヒントを得て、愛着を持ってもらえるカラー創りに挑戦していきたいと思います。