台湾最大規模のアートイベント「ロマンチック台三線芸術祭」開催
「時間なら、たっぷりある」をテーマに客家⽂化を発信

2019年10⽉19⽇(土)から12⽉15⽇(日)までの58⽇間、台湾最大規模のアートイベント「ロマンチック台三線芸術祭(浪漫台三線藝術季)」が開催される。

「時間なら、たっぷりある」をテーマに、台湾の5つの県市、10のエリアにわたって、国内外の50人以上の芸術家による50点以上の芸術作品・100以上の文化体験イベントが楽しめる。

▲ロマンチック台三線芸術祭の開催地域(画像提供:ロマンチック台三線芸術祭)

▲水路、公路、細路のビジュアル(画像提供:ロマンチック台三線芸術祭)

「ロマンチック台三線」は、桃園と台中をつなぐ全長150kmの道で、山あいには16の客家(ハッカ)の集落が散在、台湾の客家文化でもっとも重要な道だという。第一回目となる同イベントは「客家文化復興」を目的としており、三大トピック「水路、公路、細路」を展開。

「公路」(道路)では、客家のゆったりとした食、旅、ライフスタイルの雰囲気を伝え、「水路」は、客家の祖先の、水利工事における開墾フロンティアスピリッツを象徴。また「細路」(細道)では、樟脳古道における自然と人の繋がりを表現する。

▲台三線省道(画像提供:ロマンチック台三線芸術祭)

▲桃園龍潭三坑老街の永福宮(ヨンフーゴン)(画像提供:ロマンチック台三線芸術祭)

台湾からは林舜龍(リン・シュンロン)、日本からは水内貴英、景山健、オーストラリアからはランドアート作家 ジェームス・タプスコット(James Tapscott)らが参加。

▲内湾線鉄道(画像提供:ロマンチック台三線芸術祭)

▲林舜龍が絵描えた凱道内山日のイメージ(画像提供:ロマンチック台三線芸術祭)

期間中は、林業と書道アートをテーマにした特別な列車が走り、乗客が列車の中で時間と空間の流動性を体験することができる。旅人がアートの中で、ゆったりとした時を過ごし、ロマンを感じることがメインコンセプトだそうだ。End

ロマンチック台三線芸術祭

会期
2019年10⽉19⽇(土)~12⽉15⽇(日)
イベント範囲
台北、桃園、新竹、苗栗、台中の5県市
イベントエリア
台北、龍潭、關西、竹東、橫山、北埔、峨嵋、獅潭、大湖、東勢の10地域
詳細
http://www.romantic3.tw/