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2019.10.15 15:31
ニューヨークはなんでもできる、非常に住みやすい場所だが、ただひとつ欠点があるとすれば、川で泳げないことだそうだ。マンハッタンでは、何十年にもわたり川で泳げない状況が続いているという。
もちろん、問題は水質。そこで、ニューヨーカーや旅行者がきれいな川で泳げるようにと、「+ POOL」というプロジェクトが実施されている。川に浮かべたプールで、十字型の形状なので「プラス」と呼ばれる。娯楽施設でありながら、壁面にある濾過システムで水質改善も行うというプロジェクトである。
Family New Yorkのデザイナー Dong-Ping WongとOana Stanescu、およびPlayLab, Inc.のデザイナー Archie Lee Coates IVとJeffrey Franklinが手がけるこのプールは、水質の問題に加えて場所の問題もあり、まだ実現には至っていない。
現在彼らが展開しているのは、ロウアー・マンハッタンのウォーターフロントにあるイベント会場「Pier 17」の沖合での「+ POOL Light」という光のインスタレーション。イーストリバーに、50×50フィート(約15×15m)の十字型にLEDをつけたオブジェを浮かべるという企画で、2020年1月3日(金)までの開催予定。
このLEDは、水の状態によって色が変化するそうで、その水質データはオンライン上でも確認できる。このサイトでは、「遊泳に適している」などと表示されることもあるが、あくまで目安のようで、まだ実際に泳げるわけではない。「+ POOL」の完成まで待ってほしいとしている。