NEWS | インテリア / プロダクト
2019.10.04 14:52
額縁の企画・製造を手がけるアルナの「CUT/カット」と「LEAN/リーン」が2019年度グッドデザイン賞を受賞した。デザインディレクターは三星安澄。
「CUT/カット」は、エッジを切り落として、シャープな印象を携えた額縁。正面から見たときは額をあまり意識することなく作品に集中することができ、また斜めから見たときは面取りされた部分が角度によっては見えなくなるため、壁面から浮いたような軽やかな印象を持つ。
面取りした形によって、断面的には折ったような形状になるため、剛性も保たれ、 B1以上の大型の額も可能になった。
「LEAN/リーン」は、側面の部分が斜めに傾斜している額縁。この傾斜により壁に立てかけることができるので、室内展示での新しい提案にもなるだろう。 厚みにボリュームがあるため、斜めから見るとリッチな印象があり、正面から見ると薄く、シャープなイメージを併せ持つ。
日本の住宅事情では、額縁を直接壁面にかけることを嫌がる傾向があるため、壁に立てかけることを前提とし、置き家具として使えるような額縁を開発したそうだ。