パナソニックデザインは、先ごろ独ベルリンで開催された国際コンシューマ・エレクトロニクス展 2019において、「Balance of Being」というコンセプトのもと、私たちの生活シーンにテクノロジーが溶け込んだ様子を、エモーショナルな空間と美しいプロダクトで表現した。
これまでにないほどの高度な技術によって急速に多様化していく社会に対して、Panasonicが提案するのは「バランスの取れた生活」。日々のくらしの中で、空間やデバイスが住む人の肌や頭髪、健康などの状態をシームレスに読み取り、把握や理解をしながらパーソナライズされたケアを行うことで、直感的でバランスの取れた生活を提供するという構想だ。
コンセプトスペースでは、住む人の情報がその人たちを取り巻くモノや空間によって収集、統合、解析され、美しく普遍的なデザインを持つプロダクトが、その人にとって最適なケアを提供するまでの一連のストーリーが体感できる展示を行った。
とくにこのブースでは、外面の美しさを高めるアウタービューティと内面から美しくするインナービューティで人をトータルに美しくするコンセプト製品を紹介したそうだ。
▲「GROW」(ヘッドケア)頭髪の状態を把握し、特定波長の高度な赤外線により、頭皮の血流改善と、健康な髪の成長を促進するための適切なケアを行う。
▲「WAVE」(スカルプケア)自宅や職場などさまざまなシーンで、頭皮を整え、ストレスを緩和してくれるスマートマッサージデバイス。頭皮の状態に応じた心地よく快適なヘッドスパで、地肌を健やかな状態に整える。
▲「TONE」(ネックケア)首に心地よくフィットするファッション性のあるデバイス。肌の状態に合わせ、スチームとコラーゲンを生成する赤色LEDを使用し、首回りのしわやたるみをケアし、若々しい肌をキープする。
▲「EASE」(スリープケア)肌の状態に合わせて、微細なスチームと目に見えない赤外線が、眠っている間に顔全体を包み込む。顔の位置を検知することで、寝返りをしてもしっかりと美肌ケアしてくれる。
▲「SHOT」(ニュートリションケア)日々の生活リズムとデバイス前面のカメラを用い、その時の体調をセンシング。視覚分析に基づき、新鮮な果物や野菜の組み合わせを提案、整腸・美肌効果を高める最適な飲料を簡単に作ることができる。
▲「LIFT」(フードケア)温度・圧力を自動的にコントロールすることで、 美容や健康に必要な栄養成分を食材から効果的に引き出すスマート調理デバイス。家族やその人の嗜好に合わせた調理と栄養、健康的な食事を提供する。