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2019.10.03 16:54
パナソニックは、2019年度「レッド・ドット・デザイン賞」デザインコンセプト部門において、「GIFT LOOK」が最高賞「Luminary(ルミナリー)」にノミネートされ、あわせて「Soyo gu」が大賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞したと発表した。
アプライアンス社デザインセンターの武松大介と松永春香が手がけた「GIFT LOOK」は、段ボールに代わる、プレゼントラッピングのような輸送用梱包材。
袋状のパッケージになっており、さまざまな形の商品を最小サイズで包むことができる。配達情報はリボン型の電子ペーパータグ上にQRコードで表示されるので、個人情報も保護してくれ、再利用と再生利用も可能だ。
また、パナソニックAPヨーロッパ デザインセンターのエンリコ・ベルジェーゼがデザインした「Soyo gu」は、そよ風のような風が吹き抜け、竹で編まれたカバーが優しくそよぐ、竹籠の技法による竹のソフトカバーを用いた大型の送風扇。
京都の伝統工芸後継者によるクリエイティブユニット「GO ON(ゴオン)」とPanasonic Designの共創プロジェクト「Kyoto KADEN Lab.」から生まれたもので、そよ風という心地よい体験を「頭の先からつま先まで優しい風を感じること」「静かであること」「風にそよぐ草花の様子」という3つの要素に分解、テクノロジーと竹工芸のコラボレーションにより再度編み上げたという。
なお、2019年10月1日時点では、両方とも商品化の予定はないそうだ。