NEWS | インテリア / カルチャー / 建築
2019.10.02 11:35
「美は見る人の目の中にある」とはよく言われることだ。そこで米ライフスタイルマガジン KinfolkとNorm Architectsによる新刊書「The Touch」では、さらにもうひとつの提案をしている。つまり、良いデザインは目に美しいだけでなく、人のすべての感覚に訴えるということだ。
同書は288ページにわたり、ヒューマンセントリックな建築を巡って、25を超える空間を例に挙げながら、「触れるデザイン(haptic design)」の要素が暮らしをいかに豊かなものにするかを紹介している。
また、日本の伝統的建築を含むとても魅力的な写真に加え、デザイン業界を牽引するジョン・ポーソン(John Pawson)、ユハニ・パルラスマ(Juhani Pallasmaa)、デイヴィッド・トゥルストルプ(David Thulstrup)などのインタビューも掲載。さらには、デザインの伝統や色彩理論を反映した美術の歴史について思慮深い考察も示している。
ヨーロッパでは2019年9月5日から販売が始まっているが、そのほかの地域では10月10日(木)から入手可能で、現在はKinfolkやAmazonで先行予約を受付中だ。