デザイナー 原研哉がデザインした「アートな横断歩道」
ロンドン・ケンジントン地区に登場

▲(左から)サシャ・ロベ、マイケル・フーリハン(ジャパン・ハウス ロンドン館長)、原研哉、Gerard Hargreaves(ケンジントン・アンド・チェルシー王室特別区評議員)

ジャパン・ハウス ロンドンは、モダンデザインや建築などに特化した博物館「デザイン・ミュージアム」と連携して、ケンジントン地区の⽬抜き通りであるケンジントン・ハイ・ストリートに、2つの「アートな横断歩道」を2019年9⽉初旬に設置した。

この作品は、先ごろ開催されたロンドン・デザイン・フェスティバル2019の⼀環として、ケンジントン・ハイストリートエリアの地域ブランド⼒の向上と再活性化に結びつけるために制作。今後少なくとも1年間にわたり展開される。

▲原研哉

2018年6⽉に開館したジャパン・ハウス ロンドンの作品は、ジャパン・ハウスの総合プロデューサーを務めたデザイナー 原研哉が、ジャパン・ハウス ロンドンのロゴをモチーフにデザイン。

原は、「ジャパン・ハウスのロゴマークは「1」を表す漢字をモチーフとしています。ワンストップで⽇本⽂化を体験できる場所と⾔う意味です。と⾔っても、多様な⽇本が、1 つに集約できるわけではありません。この横断歩道のように、無数のエレメントが寄せ集められているわけです。どうぞ多様な⽇本を、体験してください、という思いを込めて、ジャパン・ハウスへのブリッジをデザインしました」とコメントを寄せている。

また、デザイン・ミュージアムの作品は、デザイン事務所「ペンタグラム」のパートナーであるサシャ・ロベが手がけた。「バウハウス」創設100 周年を記念し、同校卒業のデザイナーたちの名前をモチーフにしたグラフィックアートをデザインしている。End