NEWS | プロダクト
2019.09.25 14:26
韓国のインターネットサービス会社 カカオ(Kakao Corporation)が手がけるIoT家電コレクション「Kakao Friends HomeKit」のデザインを、佐藤オオキが主宰するデザインオフィス nendoが担当した。
同社が展開するメッセンジャーアプリ「カカオトーク」のオリジナルキャラクターは「カカオフレンズ」と呼ばれ、さまざまな商品にもなっている。
今回の家電コレクションは、携帯型デバイスで遠隔操作とデータ管理ができ、なおかつ「カカオフレンズ」の世界の魅力と親しみやすさを備えたもので、加湿器、照明、目覚まし時計、空気清浄機、センサー、体重計、温度計の7種類の機器で構成。
デザインは、ユニークな機能をもつ多様な「機器」を、スマートフォンの「OS」という同じプラットフォームを用いて開発するという考えから生まれた。それゆえ製品はすべて、シンプルで同様の形をした「白いボウル」を共通のベース部分とし、各機能を象徴するシリコン製の「アイコン」をその上に乗せた。
たとえば、加湿器のアイコンは「蒸気」、体重計は軽さを表す「雲」とした。照明には「光線」をあしらい、目覚まし時計にはアラームを鳴らす「小鳥」、空気清浄機には風になびく「花」を添え、体温計は発熱から生じる「汗」を、センサーは「潜望鏡」をイメージしている。
アイコンのカラーは「カカオフレンズ」のキャラクターと同じものを想定し、ハードウェアとソフトウェアがリンクするように、同じカラーをアイコンにも家電と接続するアプリのインターフェイスにも採用。
また、それぞれの家電製品に対応するキャラクターのフィギュアも作製。各キャラクターを製品のストーリーの「主役」に見立てて楽しむのだ。