▲2019年4月 ミラノデザインウィークでの展示「FLUX」 © Daisuke Ohki

セイコーウオッチは、DESIGNART TOKYO 2019の公式プログラムとして、ミラノデザインウィーク 2019で発表したインスタレーション「THE NATURE OF TIME」の東京展を、2019年10月16日（水）から10月20日（日）まで、原宿のjingにて開催する。

今年4月のミラノデザインウィークに2度目の出展を果たしたウオッチブランド＜グランドセイコー＞。同展は、流れるように動く秒針を持つ独自の機構「スプリングドライブ」が映し出す、「移ろい流れ続ける時間とその永続性」を空間として表現したミラノでの展示を再構成したものだ。

▲2019年4月　ミラノデザインウィークでの展示「movement」より © Daisuke Ohki

ミラノデザインウィークへの出展では、昨年に引き続き、TRUNKの桐山登士樹をプロデューサーに迎え、クリエーターにはデザインスタジオ we+とCGディレクター 阿部伸吾を起用。

展示タイトル「THE NATURE OF TIME」は、「NATURE」が持つ「自然」と「本質」という2つの意味をそれぞれ、すべての営みが自然の一部であるとする日本ならではの時間意識、およびグランドセイコーが常に追求してきた時の本質として捉えたことに由来する。

▲we+：安藤北斗（左）、林登志也

▲阿部伸吾

ミラノよりスケールを拡大した東京展では、「光に誘われる、時の流れの旅」を体感する空間として再構成。会場に足を踏み入れると、阿部の映像作品「movement」が来場者を迎え、we+のインスタレーション「FLUX」では、ダイナミックな映像を背に、光を宿した流体の波紋が水面にゆるやかに拡がる。時のうつろいとはかなさや時間知覚が可視化され、一人ひとりの中に流れる主観的な時間へと没入していく場となるそうだ。