NEWS | 建築
2019.09.13 17:15
スペイン・バルセロナをベースとするAddenda Architectsが設計を手がけた「Bauhaus Museum Dessau」が2019年9月8日、ドイツ・デッサウにオープンした。バウハウス・デッサウ財団のコレクションを展示するための施設で、2015年からプロジェクトはスタート。
同事務所によると、ガラスのカーテンウォールやブリッジになった2階部分、全体的な透明感、明るさ、平面性といった、バウハウス・デッサウ校の特徴のいくつかを取り入れているが、現代文化のマニフェストにもなりうるような博物館を目指したという。
一見すると地上から浮かんでいるような、ガラスのファサードの囲まれた上階の大きなモノリシックの「ブラックボックス」は、常設展示を行うギャラリースペースである。
一階には新しいパブリックプラザとなる空間を設け、隣接する公園の透明な門のようにも見える。このプラザは新しい仕掛けとして多目的のオープンステージとなり、施設と来場者の「コネクター」としての場にもなるそうだ。