サムスン電子がVisaなどとともに開発
非接触型決済サービス「SoftPOS」を発表

サムスン電子は、ドイツ・ベルリンで開催されている国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA 2019)において、スマートフォンやタブレットを非接触型決済端末に変えることができるシステム「SoftPOS」を公開した。

このシステムは、アメリカの電子決済処理大手会社でFiserv(ファイサーブ)傘下のFirst Data(ファースト・データ)、およびVisaとともに開発。

従来の決済端末と同じ方法で、付属機器なしにスマホやタブレットが非接触型決済端末になるサービスで、埋め込み式の近距離無線通信(NFC)を使用。既存の非接触型カード、その他のNFC対応スマホ、ウェアラブル型やキーフォブ型などのNFC対応デバイスからの非接触処理に対応するという。

試験運用は2019年末までにポーランドで開始し、その後、欧州・中東・アフリカ地域およびアジア太平洋地域に拡大させる予定。ちなみにポーランドは、非接触型決済が世界的に見て広く普及している国のひとつなのだそうだ。End