スポーツリサーチラボが入る米ナイキ本社の新社屋
「レブロン・ジェームズ・ビル」と命名

▲Digital rendering of the LeBron James Building

世界の優れたアスリート向けに画期的な製品の設計・開発が行われている米オレゴン州ビーバートンのナイキ本社(Nike World Headquarters)では現在、拡張工事を進められている。

同社は、本社内に新たに建設される6番目のビルの名前を「レブロン・ジェームズ・ビル(LeBron James Building)」に決定したと発表した。オリンピックの金メダリストを2度獲得し、NBAチャンピオンに3度、シーズンMVPに4度輝いた、ロサンゼルス・レイカーズのプロバスケットボール選手 レブロン・ジェームズにちなんだものだ。

▲Digital rendering of the LeBron James Building

本社の北キャンパスにあり、「アドバンストイノベーションチーム」の拠点として、最先端のスポーツリサーチラボが入居する予定。この拡張でラボのスペースは現在の5倍となり、科学者、デザイナー、エンジニアなどが共同でアスリートの向上に向けた製品とサービスを開発する。

施設には、NBAサイズのバスケットボールコートや、200mの耐久試験用トラック、100mmの直線コース、人工芝のトレーニングピッチを完備。4階のカンチレバーの下にあるワッフル模様のコンクリートスラブは、機能的なだけでなく、同社のイノベーションのレガシーも体現する。また、建物脇の500フィート(約152m)以上もある15.63%の傾斜路は、起伏のないキャンパス内でのトレーニングの機会を提供するそうだ。

▲Render of the Serena Williams Building

建築はシアトルの建築設計事務所 Olson Kundigが、造園はポートランドのPLACEが手がけ、「セリーナ・ウィリアムズ・ビル(Serena Williams Building)」とともに2020年オープン予定だ。End